アコナミラーズ!

アコナミラーズ!
正しい転職の考え方 (勝手に)ROSSバージョン
〜「ラグナロク・オンライン」より〜


ゲフェンでの一件以来、3人で旅を続ける、リンフェイ、セシリア、そしてセイレン。
彼女たちの声が今日も聞こえてくる。
「ねぇ、リン。」
「なーに、お姉ちゃん?」
「リンも、もうすぐ転職だよね?」
「あー…、そういえばそうだね。」
頬を掻きながら、なにやら歯切れの悪い感じで答えるリンフェイ。
「商人ならブラックスミスよね?
 リンの銘入りソードなんて持ったら〜、お姉ちゃん百人力なんだけどなぁ〜。」
「なーに、言ってるんだか。」
「でも確かに、メマーナイトも使えますし、戦闘もできるブラックスミスは結構お似合いかもしれませんね。」
「う…、セシリアまで…。」
リンフェイの心の内を知らない二人は話を進めていく。
「それで、リンフェイはいつ頃転職の予定なんですか?」
「ん〜…。わ、私はまだしばらくは商人でいいよ。」
「えー?なんでー?」
「う〜…。なんでもいいじゃない!とにかく、私は商人の格好も気に入ってるし、 しばらくはこのままでいいの!」
珍しく強い口調で言い放ったリンフェイの様子にしばし唖然とする二人。
「…なにかあったんですか?」
「あー、いや、別になんでもないの。気にしないで。」
「はぁ…?」
「…格好…?…はは〜ん?」
そのとき、セイレンが何かを思いついたように、リンフェイに近づいていく。
「な、なによ、お姉ちゃん?」
「うんうん、そうだよねぇ。ブラックスミスの格好じゃ、さらに目立つもんねぇ〜、その…胸。」
「!!」
「へ?」
一気に顔が赤くなるリンフェイ。3人の中では一番胸が育っているセシリアは、 意味が分からないといった感じでキョトンとするだけである。
「確かに、あのチビシャツ、リンの胸にはブカブカよねぇ〜?」
「おっ、おっ、…!」
おそらく「お姉ちゃん!」と言いたいのであろうリンフェイだったが、焦って言葉が続かない。
「だ〜いじょうぶ!胸のことなんて、心配ないわよ! このお姉ちゃんの愛を込めたマッサージでリンの胸なんてすぐ大きくなるわよ!」
「あ、愛ですか・・・。」
いつぞやのコトを思い出して今度はセシリアが赤くなった。
「そういう問題じゃな〜い!」
「あらら。」
「…それにそんなんで育つんなら、今頃はもっと…ブツブツ…。」
「ん?なんか言った?」
「なんでもない。」
再び黙り込んでしまったリンフェイに、再びセイレンが声をかける。
「そうだ。じゃあ、ブラスミに転職したあとも、商人の格好でいたら?メイみたいにさ!」
と、再び意地悪げな顔でそんな無茶な提案をしたのだった。
『あっ…』
そ、そのときリンフェイとセシリアの声がハモる。
「??何?どうしたの?」
二人はセイレンの後ろにいる人物を見ている。
「…まさか…。」
とセイレンが後ろを振り向こうとしたとき。
「…フロスト・ダイバー…」
コキーン!
セイレンの後ろにいた人物の放った魔法がセイレンを捕らえ、魔法の効果で氷付けになる!
「メイ!」
そう、その人物こそ、今話題に上ったリンフェイ達の妹、メイフィアであった。
「…お久しぶり。」
彼女はその体型からウィザードになった後もマジシャンの格好でいるのだった。
ちなみに、体型とはリンフェイと姉妹だと一見して分かる体型である。
「お久しぶりですね、メイさん。」
「…相変わらず、お姉ちゃん'sがお世話になってます。」
「それにしてもメイ、なんでこんなところにいるの?」
メイは普段はゲフェンタワーの魔法研究所にいるのだ。
「…友達のアルケミストの子の手伝いで、ポーションの材料集め。」
そして、彼女はゲフェンでも結構顔の広い存在だった。 おそらく、そんな冒険仲間のつながりで今回も冒険に出てきていたのだろう。
バリーン!
「ぷはー!もう、メイ!いきなり何するのよ!?」
そこへようやく氷の溶けたセイレンが会話に入ってきた。
「…ぷい。」
「まぁまぁ、お二人とも…。」
セシリアが仲介に入って場は収まった。
「…そしたら、お姉ちゃんたちの声が聞こえたんで来てみたの。」
「まあ、メイもいろいろがんばってるんだよね。」
「リン?どうしたんですか?」
先ほどから会話に参加していないリンフェイにセシリアが声をかける。
「うん、アルケミストという道もあるんだなぁ、と思ってね。」
「えー?あたしの武器造ってくれないのぉ?」
「そんな話これっぽっちもない!」
「まぁまぁ、リンの選ぶ道ですから、リンが決めないと。」
「まあ、そうだけどね。」
「よし、決めた!あたしはアルケミストになる!」
決意も新たにリンフェイが言ったのだった。
「そして、セシリアをモノにしちゃえるような薬を作っちゃうのだ…。」
「ギクッ!」
小声で言ったつもりの邪な決意も当のセシリアには聞こえたようだ。
「…でも、アルケミストの格好も、結構、胸、目立つかも…。」
そんなメイフィアの声を、リンフェイは聞こえない振りをするのだった。


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ラグナロクオンラインSS。勝手にROSSバージョンでお送りしました。 しかし、私の書くラグナSSって転職ネタばっかり…。
ROSSとは「ラグナロクオンライン・サウンドストーリーズ」という、 以前同人で出た、ラグナロクオンラインを元にしたドラマCDです。 このSSはそのドラマCD(+裏ROSS)を元に書いてみました。
ROSSシリーズを知らない人のためのキャラ紹介ー。
まず、リンこと、リンフェイ。なぜか関西弁でしゃべる商人です。 お金にケチな部分もありますが、しっかりした性格な人です。 続いてセシリア。ひょんな事からリンフェイと出会った、 「なにもないところで転ぶ」などといったスキルをパッシブで習得してそうなドジッコアコライトです。 アコライトとしてはまだ半人前ですが、マジメでひたむきな性格です。 リンとは逆に胸がかなり育ってます。そして密かに(?)リンに狙われてます。 セイレンはペコペコに乗る騎士です。リンフェイの姉という事ですが、実の姉妹ではないそうです。 この人はリンフェイラブでよく猛烈なアタックをしているようです。 でもいつも軽くあしらわれてたり…。 最後にメイフィア。ゲフェンにある魔法研究所にいるウィザードです。 でも合うサイズの服がなかったため、ウィザードになった今もマジシャンの格好でいます。 リンやセイレンの妹ですが、多分血がつながっているのはリンフェイでしょう(笑)。 見た目は幼いですが、ロードオブヴァーミリオンなど強力な大魔法も扱える立派なウィザードです。
ちなみに裏ROSSとはROSSのキャラでえちぃ話も展開するドラマCDです。 いや、買う前(通販で買ったので注文前というか)は確かに「18禁」の表記はありましたけど、 ジャンルが「音楽CD」になってたんです。だからブックレットにえちぃ絵でも入ってるんだろうなー、 程度に思って買ったんです。決してエロエロなドラマCD目当てではなかったのですよ。イヤホント。
ちなみにROSS本編は、セシリアと出会ったリンフェイが、 道中で付いてきたセイレンとともに、セシリアのある目的のために、共にゲフェンに向かい、 その道中やゲフェンでさまざまな事件に巻き込まれるお話。 例え、もう会えないくらいに遠く離れ離れになってしまっても、大切な人を守りたい、 という思いはいつまでも消えることはない。そんなテーマが全編にわたってあります。 結構いいお話のなで、機会があれば聴いてみるのもいいかも。 …同人作品だからもう入手しづらいかなぁ…。

2005/03/31

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