吸血姫十七分割こま切れ風
月姫
©2000 TYPE-MOON
月姫は2000年に発売されたビジュアルノベルタイプのゲームです。
同人サークルによる製作で、その奥深いシナリオは高い評価を受け、
かなり人気の作品です。ちなみに、18禁なゲームです。ご注意。
ストーリーは、主人公の遠野志貴が、8年預けられていた親戚筋の家から、
本家に戻るところから始まります。
かつて志貴は、大きな事故に遭い、それから奇跡的に回復した。
しかし、それ以来志貴はいつ倒れてもおかしくない、そして妙な体質になった。
その、いつ倒れてもおかしくない体質のせいか、
父親の命令によって、志貴は親戚の家に預けられる事になる。
やがて、その父親が亡くなり、志貴は元の遠野の屋敷に戻るよう言われる。
戻った屋敷で出会ったのは、2人のメイドと、すっかり成長した妹の秋葉だった。
8年という歳月のギャップに戸惑いながらも、志貴は屋敷で過ごす事になる。
その頃、志貴の住む町では奇妙な行方不明事件が多発していた。
やがて志貴は、偶然知り合った純白の吸血姫によって、その連続行方不明事件に
巻き込まれていく。この事件の真実とは?
そして、さらに志貴は遠野家の秘密を知る事になる。
先ほども書きましたが、なかなかに奥深いシナリオは面白いです。
しかし、奥深い分、文章も長いです。難しい言葉とかもたくさん出てきます。
それらには、しっかり説明がされているのですが、
その分、余計に長くなってしまったり。この辺は好き嫌いが分かれる所じゃないでしょうか。
あと、グラフィック。キャラの立ち絵はかなりのパターンがあり、特別なイベントCGより、
そんな様々な表情をみせるキャラの立ち絵のほうが見ごたえがあります。
でも、ちょっと絵としては甘さがあるというか…。
えちーいゲームのグラフィックとしては物足らない感じです。
でも、これはこれで、独特の味があっていいんですが。
さて、この手のゲームの文章にはなくてならないヒロイン紹介。
まずは、メインヒロイン、アルクェイド・ブリュンスタッド。
純白の吸血姫、と呼ばています。実際、服は白。金髪もきれいで、まさに姫君といった感じ。
ちなみに吸血姫とは誤字じゃないです。このゲームではこういった言い回しが結構されています。
例えば殺人貴とか、硝る躯とか。さて問題。2つ目の「硝る躯」は、何と読むでしょう?
解答は後ほど。アルクに話を戻しましょう。
彼女は実際、能力もかなりあり、吸血鬼のなかでは有名です。
その実力から、姫と呼ばれていますが、性格はよくわからないです。
わがままなのか、天然なのか…。あと、吸血鬼のくせに昼間っから外をうろついたりしてます。
でも、実際は、その力故、自らを封印したりと、辛い宿命を背負っているのです。
謎の先輩、シエル先輩。志貴の学校の先輩です。
なかなかにいい人で、しっかりした人ですが、ほっとけないような感じの人です。
あまり年上を感じさせない、志貴にとっては安心できる存在な人です。
でも、実は…、と、やっぱりこんなゲームのヒロインですから、ちょっと裏があります。
ちなみに、この先輩、かなり地味です。サブキャラのさっちん
(弓塚さつき。裏ルートの前半に見せ場があるけど、それだけな人)より地味です。
人気投票でもさっちんに負けそうになりました。ホントはいい人なんですよ、先輩。
裏ルートのヒロイン。遠野秋葉。志貴の妹です。
ちょっとキツイ性格ですが、地はけっして気丈でも、意地悪でもなんでもない、
ただ、たった一人の兄を慕う、そんな妹なのです。
ちなみにナイムネなことを気にしているとか(笑)。
屋敷のメイドさんの翡翠と琥珀。二人は双子で翡翠はかなり無口で、無表情。
琥珀さんはいつもにこにこしていて、暖かい感じの人です。
でも、この二人もやっぱり裏があるのです。
ちなみに、この二人普段は、翡翠がメイド服、琥珀さんが和服に割烹着という格好ですが、
もし、違う服になったら区別がつかないくらい似ています。
あと、翡翠は料理が壊滅的に苦手。琥珀さんは掃除がダメだったりします。
月姫は先ほどのストーリー紹介を見れば分かるように、
ダーク系、伝記モノなストーリーです。その手の話が苦手でなければ、
ぜひ一度プレイしてみてはいかがでしょう?
ちなみに月姫には「歌月十夜」というファンディスクがあります。
こちらでは後日談みたいな感じで、遠野志貴のさらなるエピソードが語られています。
月姫にハマった人はこちらも合わせてチェックです。
最後に「硝る躯」は「もえるからだ」と読みます。
「硝」という字のイメージからそう読ませようとしたのがシナリオさんの狙いらしいのですが・・・。
読めません(苦笑。
2002/05/30